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2010年12月28日 (火)

絵本「ぼうさまになったからす」の紹介

絵本「ぼうさまになったからす」の紹介

絵本「ぼうさまになったからす」の紹介
私のアトリエに2羽のカラスがよく歩いてくる。私が外にいると、ためらいもなく近づいてくる。カラスもかわいいものだと思う。しかし、世間一般のカラスのイメージはすこぶる悪い。カラス撃退法などと、テレビで取り上げられたりする。カラスが黒くなければ、見た目の色がきれいであれば、多少いたずらが過ぎてもこのように嫌われないのになどと思ったりする。さて今日は、松谷みよ子さんが文章を書き、司修さんが絵を描いた絵本「ぼうさまになったからす」の紹介をします。若い人が戦争にかりだされて、次々と死んでいく頃のお話です。ある日、村のカラスが一斉にいなくなった。おばあさんが言うことには、村のカラスがお坊さんになって、海を越えて、戦死した若い村人のところへお弔いにいったと。ここでのカラスは、村人を慰める役割を担っている。時代に翻弄される人々にとって、身近な存在だけが慰めになることがある。救われない状況を絵本にするのは難しい。

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