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2010年12月19日 (日)

謎めいた衒学的夢を描いたモロー

謎めいた衒学的夢を描いたモロー

晩年、モローは「知的ナルシスムに耽る隠者」と呼ばれました。社交的で快活なモローが、次第に孤独な制作に没頭し、サロンにも作品を出さなくなってしまった。親しい人以外を遠ざけるには、それ相応の訳があるのでしょうが、この頃から表現が変わります。聖書や伝説に題材を求めたシリーズが始まります。そして、代表作の多くはこの頃のものです。印象派の時代にあって、この制作スタイルでは「孤高」と言われても仕方がありません。未完成のように朦朧とした描き方や一見してわかりにくい画面では、高い評価を得ることはできませんでした。私は、こういったモローの作品が好きです。「内的感情」が見ている人を虜にする力が、これらの絵にはあります。物語が持つ意味以上に、潜在的に人間が抱く「願い」や「懐疑心」がそこから読み取れるのです。

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