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2014年9月28日 - 2014年10月4日

2014年9月30日 (火)

ギュスターヴ・ドレ(Gustave Dore1833~1883)の挿絵

ギュスターヴ・ドレは、ダンテの「神曲(The Divine Comedy)」の地獄編(The Inferno)(1861)、煉獄篇(The Purgatorio)、天国篇(The Paradise)(1868)、135点の挿絵(小口木版)がよく知られていますが、それ以外にも数多くの文学作品に挿絵を描いています。ダンテの「神曲」についても、その他の本についてもいずれお話しいたします。

最初に、「聖書(The Bible)」(1866)に描かれた挿絵(小口木版)を数点紹介します。

Dore3

Dore11

Dore16
Dore14

ドラマチックな表現に驚かれると思いますが、旧約聖書・新約聖書の物語にこのような挿絵が241枚も入っているのです。テレビも映画も無い時代に、これだけの迫力で目に飛び込んでくる絵の効果は、想定以上だったと思います。おそらくドレは、「視覚的情報」の効果を充分に知っていたと思います。版画(印刷)工房(数十人体制)の規模からもそういったことが推察できます。それらの挿絵は、優れた事象表現であると同時に、小口木版の美しさも備えています。版木を彫る人、刷る人、職人を育てることも要請される、それは一大事業だったかも知れません。美しい本は、このようにして生まれたのです。


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