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2015年6月14日 - 2015年6月20日

2015年6月19日 (金)

北陸中日新聞の取材記事(本日朝刊)を掲載します

昨日、企画展『19世紀 出版と挿絵文化 展』が始まりました。小松駅前れんが通り古書店『月映書房』(小松駅から歩いて2分)にて、お昼12時から19時頃(夕方)まで開催しております。

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北陸中日新聞の取材記事(本日朝刊)を掲載します。18世紀19世紀の書籍に載せられる挿絵は、ほとんどが版画になります。時代によって、あるいは印刷工房によって、版画技法が違ってきます。さまざまな版画技法についてわたしの説明が不足していました。そのせいか、記事では、そのところが曖昧になっています。いつも思うことですが、このように新聞で丁寧に扱っていただけることが、ほんとうにうれしいです。

取材のあと、しばらくして、わたしの携帯に年齢の確認がありました。わたしは少し年齢を(気づかずに)偽っていたのです、新聞は事実を正確に報道する義務があります、そのことを再確認いたしました。しかしながら・・・誤魔化せるものなら・・・これも気の迷いです。

2015年6月15日 (月)

ボードレールがフランス語に翻訳したポーの『怪奇小説集』に、オーギュスト・ルルーが挿絵(カラーリトグラフ)を描いています。

19世紀に現れたアメリカ生まれのひとりの小説家 Edgar Allan Poe(エドガー・アラン・ポー1809-1849年)が 世界に与えた影響は計り知れない 。

(次回「EdgarAllanPoeと江戸川乱歩」の企画を準備中)

わたしには、1845年ポーの詩「大鴉」が印象に残っていますが、「アッシャー家の崩壊」「黒猫」「モルグ街の殺人」「黄金虫」など、どちらかというと陰鬱な小説で知られています。Ranpo6ポーの作品は、フランス象徴派の文学者たちに高く評価されました。ボードレールの詩集『悪の華』には、ポーの影響が認められます。
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日本でも多くの作家が、何らかの形でポーの影響を受けています。

詩人萩原朔太郎の「鶏」「猫の死骸 ―Ulaと呼べる女に」ではポーの「大鴉」「ウラリューム」から得たモチーフや技法を生かしています。

芥川龍之介は「詩作の哲理」などポーの創作理論から自作への応用を試み、「尾生の信」(大正9年)ではポーの「大鴉」に倣った反復句「またあらじ」を意識的に用いていています。

日本における探偵小説の黎明期を支えた江戸川乱歩は、作家名を「エドガー・アラン・ポー」からなぞるほど心酔していました。言うまでもなく、ポーの推理作品からの影響も濃い、ポーの作品から着想を得た作品も数多い。

ポーの特異な世界観は、文学者だけにとどまらず、多くの画家たちにも影響を及ぼしました。オディロン・ルドンは、『エドガー・ポーに』の優れた連作を遺しています。日本でも、多くの画家がポーの影響下にあると言っていい。これほど、奇異で優れた作家は珍しい。

ボードレールがフランス語に翻訳したポーの『怪奇小説集』に、オーギュスト・ルルーが挿絵(カラーリトグラフ)を描いています。今回の企画展に、『特別展示』しています。

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