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絵本・童話

2015年3月29日 (日)

『絵本作家のアトリエ』に佐藤忠良さんのアトリエが紹介されています

「絵本週間」ですので、絵本のことを少し書きます。

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『絵本作家のアトリエ』に、佐藤忠良さんのアトリエが紹介されています。 わたしたちのイメージでは、彫刻家の佐藤忠良さんですが、そういえば、よく知られた絵本「おおきなかぶ」の絵を描いています。絵本のベストセラーは少ないのですが、この絵本「おおきな
かぶ」は、その一冊だと思います。Satoutyuu1

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佐藤忠良さんは、絵本作家の安野光雅さんと一緒に、図工や美術の教科書も編纂しています。わたしが美術教師をしていた頃に、ひそかに(採用されていないので)この教科と使って授業をしたことがあります。子どもたちの心情に優しい、ほんらいそうあるべき「教科書」でした。

2014年10月25日 (土)

『松井直講演会』(絵本館ホール十九番館)に行く

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月映書房から歩いて5分ぐらいのところに、絵本館ホール十九番館があります。本日は、福音館書店の松井直さんのお話を聴くために出かけることにしたのです。スカイブールの空が心地よい、秋晴れです、よそへ寄り道する時間は残念ながら本日はありません。

福音館から、「にほんご」という本が出ています。絵本の話だけでなく、この本のことにもふれたのには、訳があるのです。美しい日本語、心優しい日本語、食卓の会話を含めて日常の日本語に危機感を抱いていることが、伝わってきます。絵本を通して親子がふれあうことの大切さ、わたしたちはそれとなく感じていることを、松井直さんは、繰り返し話されています。

大学校舎(金沢美大旧校舎・現歴史博物館)から坂を下りて10分ぐらいのところに『福音館書店』がありましたが、この書店から購入した本は多い、今ふりかえれば懐かしい時代です。もしかすると、松居さんが紹介していた絵本「よあけ」もこの書店から購入したのかも知れません。高齢者にも絵本をと言い、絵本「よあけ」を紹介していたのには少し驚きましたが、澄み切った情景のこの本には、そういった意味合いがあるのかもしれません。松井直さんも高齢(88歳)になられて・・・。

わたしたちは大切な何かを置き忘れ(時には捨て)ながら、生きてきたのかも知れません。ふりかえりふりかえりしながら、もう少しいろいろなことを考えないといけないのかも・・・。そう思いながら、わたしたちはひたすら前だけを見ながら走り続けている・・・そんなものかも知れませんね。

2014年6月20日 (金)

絵本の紹介・「みつばちマーヤの冒険」

絵本の紹介・「みつばちマーヤの冒険」

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昨日、小松市の「空とこども絵本館」に行ってきました。

あたりまえのことですが、多くの絵本が並んでいます。このような雰囲気、淡い色彩に包まれた空間に身を置くことは、久しくありませんでした。優しい時間が流れている、このような場所は大切にしなければいけません。

今日の「本の紹介」は、絵本「みつばちマーヤの冒険」です。

この絵本の挿絵は、熊田千佳慕さんです。小さな昆虫を数多く描いてきた人です。地面に這いつくばって「虫の気持ち」になって何時間も見つめている、そのような人です。細密に描かれた昆虫たちは、まるで言葉を発しているかのように見えるのは、そのためです。

わたしたちは、忙しく生活していて、周囲に目をやることが少ないかも知れません。こういった昆虫の営みに興味を持つとしたら、それは特殊なことかも知れません。でも、何気なく見渡してみる気持ちが、わたしたちには必要なのかも知れません。

初めて訪れた「空とこども絵本館」、淡い色彩のなかで、わたしはそう思いました。

2013年8月10日 (土)

本の紹介・松谷みよ子著「学校」

本の紹介・松谷みよ子著「学校」

ひさしぶりの本の紹介コーナーです。松谷みよ子さんの現代民話考シリーズに収められている、「学校」を紹介したいと思います。松谷みよ子さんのお話には、戦前戦後色が色濃く反映されています。そのためか、重く暗いイメージがあります。この「学校」も、例外ではありません。ただ、どのような時代であれ、子どもたちの集まっている「学校」という場は、特有な浮遊感が漂っているものです。このような場だからこそ、怪談話が多く生まれるのかもしれません。子どもたちが帰ってしまった「校舎」には、何が居ても不思議はない、幽霊や妖怪がいても・・・。子どもたちが成長すれば随時その校舎を後にする、先生にしても数年もすれば去っていく、行き過ぎる場だからこそ「ふりかえる」意識が芽生えても不思議はない。松谷みよ子さんの視線はあくまでも優しい、「学校」という限られた場だけではない、そこに住む周辺集落の人々の心情にも深く入っていく。この人の魅力は視線にあるのかもしれない、相当に残酷な出来事が背景にあったとしても、その眼は常に翻弄されたその人々に向けられています。

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今年も、あの日がやってきました。暑い日になりました、ヒロシマ・ナガサキに繰り返し想うことがあります。わたしのアトリエには、松谷みよ子さんの「まちんと」があります。戦争は、大切なものをすべて失わせます。

2011年1月10日 (月)

銅版画家・牧野鈴子の絵本「孵化」の紹介

銅版画家・牧野鈴子の絵本「孵化」の紹介

牧野鈴子は、魅力的な銅版画を多く制作している。はじめての絵本「孵化」では、少年と鳥が、未来に向けて同化していく。アンリ・ミショーの詩「消える鳥」に触発されて描いた銅版画をもとに、完成した絵本です。女性らしい繊細な線をもつこれらの絵は、不思議な情感を残してくれる。これは一種の不安感に近いものだと思います。孵化することは未来への夢と同意語ですが、これは「アリアドーネの罠」に共通するおそれをすら感じさせてしまう。

2011年1月 3日 (月)

童話「ひげよさらば」上野瞭・作の紹介

童話「ひげよさらば」上野瞭・作の紹介

野良猫たちが織りなす夢と冒険の物語です。記憶喪失の猫ヨゴロウザ(主人公)が、ナナツカマツカの丘に迷い込むところからお話が始まる。正義感の強いこの野良猫が、さまざまな出会い(場面)の中で、自分を確かめようと試みる。正義感が強すぎると、猫の世界でも、つらい状況に立たされることが多いのですね。真正直に対応すると、心も体も傷だらけになる。この要領の悪さが、私とダブってしまい、ついつい読みながら苦笑してしまう。小学生向けに書かれたものでしょうが、魅力ある1冊です。

2011年1月 2日 (日)

絵本「あかいくつ」の紹介

絵本「あかいくつ」の紹介

絵本「あかいくつ」の紹介
この絵本も、神沢利子さんの文に岩崎ちひろさんが絵をつけています。教会にはいてきてはいけない赤い靴をはいてきたばかりに、踊り続ける少女のお話です。貧しい少女がはいた赤い靴は、何かの象徴でしょうか。この絵本は、アンデルセンのお話を元に創られました。アンデルセンのお父さんは靴の修理をしていましたが、家は貧しかったそうです。そこで育ったアンデルセンがつくった「哀しい物語」です。

2011年1月 1日 (土)

絵本「ひさの星」(斉藤隆介・文+岩崎ちひろ・絵)の紹介

絵本「ひさの星」(斉藤隆介・文+岩崎ちひろ・絵)の紹介

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絵本の紹介が続きます。この絵本「ひさの星」は、哀しい物語が描かれています。絵は岩崎ちひろさん、淡い色調で描かれる一人の少女のお話です。絵本は、子どもたちのために書かれるのが通常ですから、あまりに哀しいお話は嫌われる傾向があります。この絵本は数少ない例外になります。お母さんたちには人気がありますし,実際よく買われています。おそらく、岩崎ちひろさんの絵がすばらしいからだと思います。子どもたちが生き生きと描かれていますし、主人公の少女の表情に心打たれます。

2010年12月30日 (木)

絵本「林檎の木のうた」(神沢利子・文+大島哲以・絵)の紹介

絵本「林檎の木のうた」(神沢利子・文+大島哲以・絵)の紹介

林檎の木々に包まれた村の少女の成長を描いた絵本です。一人の少女の生い立ちを、林檎の木に託したような物語ですが、美しい自然に育まれた命が時代の運命に翻弄されていく姿を、大島さんの絵がみごとに表現している。私の好きな絵本の一冊ですが、歳を重ねるのならこの主人公のように淡々と生きたいものです。

2010年12月29日 (水)

マルセル・マルソーの絵本「かえってきたビップ」の紹介

マルセル・マルソーの絵本「かえってきたビップ」の紹介

世界一のパントマイマーといわれたマルセル・マルソーが書いた絵本、「かえってきたビップ」。ビップというのは、マルソーが演じた道化師の名前です。この絵本は、そのビップの「誕生物語」です。なきむしでさみしがりやのビップは、多くの人から愛されました。そう、とりわけ子どもたちから。